「子どもの、子どもによる、子どものための保育」を実践しています。
保育は子どものため、幼稚園は子どものもの、それは当たり前のことのようですが、意識しないままに大人の都合が優先したり、大人の物差しで子どもを計ったりしていることがあります。
幼稚園での日々の生活や活動において、子どもが自分で出来ることは子どもたちに委ねることにしています。そして、子どもが自分から主体的に取り組めるようにしながら、より多くの部分を子どもたちに任せることによって、「子どもによる」生活や活動になっていきます。さらに、日々の生活や活動はそれ自体が楽しく充実した経験であると共に、その経験を通して子どもたち自身が成長出来るような「子どものための」ものであるべきです。
以上のような意味で、幼稚園の保育は常に「子どもの」ものであってほしいと考えています。
「自分で考えて、自分で行動出来る」ようになることを目標としています。
幼稚園での日々の生活や活動の中では、自分で考えること、行動することをたくさん経験出来るようにしています。年少の子でも、その年齢で考えられることを考え、決められること決めて、自分で行動することは可能です。その経験の積み重ねによって、子どもたちの中に「自分で考えて行動する」という姿勢が育っていきます。
子どもたちはこれから長い年月を生きて、たくさんの人に出会い、様々な場面で判断し、いろいろな物事に関わっていくことになります。そんな時に、「自分で考えて、行動出来る」という姿勢こそが最も大きな力になり、子どもたち自身を助けてくれます。そして人格の基礎が形成される幼児期に、子どもたちの中にそのような姿勢を育てていくことが幼稚園の役割であると考えています。
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